ウィーンの王宮内にある、スペイン乗馬学校は1572年に創設された世界で最も古い乗馬学校です。
現代においても、日々調教がおこなわれ、古典馬術の伝統が維持されています。
ここでお目にかかれるのは、軍馬・リピッツァー種の白馬たち。とても気品のある、きれいなお馬さんです!

パンフレットより
スペイン乗馬学校

なんでウィーン乗馬学校じゃないの?
理由は地名ではなく、馬の品種が関係しているから。
スペイン乗馬学校の「スペイン」は、当時、スペイン種の強靭な馬を導入したことから付けられました。
軍馬・リピッツァー種は、そのスペイン種の馬から誕生したのです。
白馬の演技を見るには
白馬たちが古典馬術の演技を披露してくれるのは、おもに「ガラ公演」と「朝の調教」のいずれかです。(いずれも有料)
ガラ公演は月に2~6回、朝の調教は週に4~5回程度おこなわれています。いずれも公式サイトでスケジュールをチェックしておきましょう。
- 画面右上の「EN」をクリック(ドイツ語→英語に切り替わります)
- メニューの「Tickets&Events」をクリック
- 日時を入力して検索するか、「PROGRAMME 2019 (PDF)」をクリック
※PDFを選ぶと、年間スケジュールを確認することができます。
朝の調教は「MORNING EXERCISE」、ガラ公演は「PERFORMANCE」の欄をチェックしましょう。
ちなみにおススメは、後述する「ガラ公演」です。ガラ公演は本番で、いわば調教の集大成なわけですからね。
朝の調教は、わたしが訪れた時は、1クール20分程度の調教を6頭で行い、次はまた別の6頭が行う・・・を繰り返していました。調教の内容はほとんど同じなので、1~2クール見て帰る見学者が多かったです。
白馬たちの演技・ガラ公演を鑑賞しよう
ガラ公演はシャンデリアの幻想的な明かりのもと、音楽にのせた美しい白馬たちの優雅なステップを拝むことができます。
なんとも優美で贅沢な時間です。
料金は、オペラと同じく、プログラムやシートによって異なります。
正面席以外は基本1列目のみで、メイン舞台となる馬場を取り囲むようにシートが配置されています。そのうしろが立見席となりますが、かなり混み合っていました。
シートの数がそう多くないので、確実に座席を確保するなら、公式サイトから事前にチケット購入しておいたほうがよさそうです。