オペレッタを観るなら、フォルクスオーパー(Volksoper)へ。
フォルクスオーパーは、1898年フランツ・ヨーゼフ一世の即位50年を祝って建てられ、1904年に『民衆の歌劇場』という意味の現在の名前になりました。
ウィーンでは国立オペラ座に次ぐ大きさのオペラハウスですが、料金はお手頃。
オペレッタだけでなく、オペラやバレエの公演もあります。
オペレッタとは
ウィキペディアによると、
オペレッタ(伊:Operetta 独:Operette)は、台詞と踊りのあるオーケストラ付きの歌劇。日本では、喜歌劇(きかげき)・軽歌劇(けいかげき)とも呼ばれる。
なるほど。だけど、オペラと何が違うの?
歌劇という点ではオペラと共通しています。音楽もオペラ同様、オーケストラの生演奏です。
ただ、ほぼ音楽だけで成り立つオペラとは異なり、オペレッタにはセリフの部分も多いです。そういう意味では、やや演劇寄りの歌劇ともいえるかもしれません。
また、日本で「喜歌劇」と呼ばれていることからもわかるように、オペレッタはコミカルでたのしい内容のものが多いです。(まれに切ない演目もあるようです。)
以下、オペレッタの代表的な作品です。男女の恋の駆け引きがコミカルに描かれています。
- メリー・ウィドウ
- こうもり
- マリッツァ伯爵令嬢
フォルクスオーパ―のチケット購入方法
チケットは現地でも手配できますが、人気演目や良い席はすぐに売れてしまうので、日本で手配していくほうが確実です。
ウィーン国立オペラ座と同じで、日本での手配方法は3通りあります。
- インターネット(https://www.culturall.com)によるチケット予約
- 書面またはFAXによるチケット予約
- チケットエージェンシーへ依頼
culturall(クルトゥラル)が日本語に対応してくれたので、現在はインターネットによるチケット予約がいちばん便利です。座席選択もできます。決済はクレジットカードのみで、キャンセルや払い戻しはできません。
フォルクスオーパーでのドレスコード(服装)
ウィーン国立オペラ座に比べるとだいぶカジュアルです。
とはいえ、あまりラフな服装の人も見かけませんでした。
男性ならジャケット、女性ならワンピースやカットソーにパンツなど、ちょっとだけ「よそゆき」を意識すれば問題ないと思います。
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字幕について
舞台の上の電光掲示板に字幕が出ますが、英語です。
できれば、事前にあらすじを抑え、DVDで予習していきましょう。
というのは、オペレッタにはユーモアをきかせたセリフが結構あるのですが、ちょっとしたセリフだと字幕が出ません・・・。
まわりが大爆笑しているのに、ひとりだけ「なに?なに?」とキョロキョロしないためにも、予習して行かれることをおススメします。